SOLICITOR

今日、久し振りに以前お世話になって昨年の７月１１日にお亡くなりになられた保護司の先生のお宅にお邪魔してまいりました。

突然は失礼かと思いきや、何故か急に寄せてもらいたくなりアポもなしにご自宅のインターフォンを鳴らすと奥さんがシーズーのモモちゃんを抱いて出てこられました。

少し痩せられた感があられましたが、お元気そうでなによりでした。

先生がお元気な時に、いつも寄せてもらってお邪魔していた先生の書斎は、今にも先生が出てこられそうな位にほとんど何も変わっておらず、その空間だけはまるで時が止まってるみたいで妙に懐かしい感覚に包まれました。

その当時はまだタバコを吸っていたので、先生と一緒にタバコを吸っていっしょに使わせていたいてた灰皿、
入院される数日前まで小中学生に勉強を教えてられたのでその際に使用されてたテキスト、
広辞苑や六法全書もそのままでした。
本当に先生はお亡くなりになれたのかと現実を疑う程の錯覚に陥りました。

ただ変わっていたといえば先生がいつもお使いになれてた机の上には、
先生の遺影と沢山のお花が飾ってあったってことです。

現実に引き戻された瞬間でした・・・・・。

奥さんにお気を使っていただき、わざわざコーヒーを引き立ててお出しして頂き、少しの間ではありましたが久し振りにお話をさせていただきました。


本当は私の予定としては、先日の行政書士試験合格発表であった１月２６日に合格を確定させ、それから数日後に届く合格と記載された合否通知を、
私が行政書士試験を受験するに当たって始める前から相談し応援してくださった先生に一番に報告しに行く予定だったのですが、
現実は中々思うように事を運ばず、不合格となり今日まで寄せてもらえなかったことを先生の遺影と奥さんにお詫びしておりました。




そう言えば先生のお部屋にもう一つ変化が・・・・・・・・・。

感謝状が額に入れてひっそりと置いてあるのに気付きました。

その感謝状とは先生が長年保護司として地域の浄化に貢献され、犯罪者の更生に心血を注いでこられたことなどに対する感謝状でした。

日付は先生が亡くなられた平成２０年７月１１日付で、
その時の法務大臣であられた鳩山邦夫氏（現　総務大臣・地方分権特命担当大臣）の名前が最後に記載・押印されてました。

よく考えると保護司は法務省管轄の国家資格でしたね。

私はよく知りませんが推測するに誰でも感謝状がもらえるわけではなく、
ある一定期間以上の長期間、保護司に従事され功績を修められた方が辞められると法務大臣から感謝状が贈られるんでしょうね。



先生は営利目的ではなく、心底から多くの未来ある若者の育成に亡くなられる直前まで努めてこられた素晴らしい方だと思いますし、
長年保護司として名誉職とはいえ無償で従事してこられ生涯保護司として人生を捧げてこられたのに、
その素晴らしくとてつもない功績に対して失礼かとは思いますが、たった紙切れ一枚ってのは何だか寂しい気がしました・・・・・・・・・・・・・・・・・。

そんな紙切れ一枚をもらうために先生はその生涯を捧げてこられた訳ではないでしょうし、
その法務大臣の記名・押印がされた紙切れってのは先生の生涯と比肩出来るに値する程の重みがあるんでしょうか？？？？？？？？？？？？？？？？？？？


一つはっきりと言える事は
先生は組織の誰に対しても見返りを求めることなく自分の思う道を邁進され、
その生涯をかけて素晴らしい功績を残されたということです。



ま、とにかく

来年こそは先生によい報告が出来るように頑張ります。

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