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10.06.14:23

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09.01.21:16

命日

私事で誠に恐縮ですが、今日9月1日は私の親父が亡くなって丸十年の命日となります。

それとはあまり関係ないですが、親父のお父さんが今年で五十回忌だったのでおっさんの都合と親父の命日とを運よく合わせていただくことが出来ましたので、
今日はおっさんに自宅まできていただき、お爺さんの五十回忌の法要をしていただいた後、母親と共に塔婆を持って墓参りに行ってきました。

十年一昔といいますがあれから十年、色々あり過ぎて何が何だか今日までの十年間をよく覚えていませんが、長かったような早いようなって感じです。

当時の自分と言えば将来の事を何も考えず、今が楽しけりゃそれでいい的な考えを持った
今よりも数倍世間を知らな意気がったただのクソ生意気なガキでしたが、
でも十年前の今日前後の事は大体は覚えています。



親父は以前からあちこちが悪くしょっちゅう病院には行っていたのですが、盆前にあまりにも体調が悪いと自ら医者に訴えて検査入院を盆明けからしたのですが、結果親父は肺がんと診断されました。

それからちょこちょこ病院に着替えを持って行ったりしていたものの、亡くなる二日前の8月31日の土曜日に当時付き合っていた彼女といっしょに見舞いに行ったときは足が痛いと歩けなくなっていて車椅子に乗っていましたが、見舞いを終え
『又来るわな』
と会話を交わしたのが親父との最後の会話でした。

病室を彼女と後にし、病院の一階ロビーへ降りて表へ出ようとした時、彼女が車椅子で下まで降りてきた親父に気づき、振り返ると私に何か言いたそうにしていました。
遠くから
『体に障るし又来るから早く病室戻っとき』
と声を掛けると無言で手を上げて何かを言いたそうに私たち二人を見つめていたのが印象に残っています。
それが親父の意識のある姿を見た最後でもありました。

そして省略しますが二日間想像を絶する事が沢山あった後の平成9年9月1日午後3時27分、親父はこの世を去りました。


親父は私とはまるきし正反対の性格で他人によくしてやって自分ばかり損して、優しくて温厚で我慢強くて決してキレたり怒ったりしない、国鉄に40年間勤め上げた真面目一筋の立派な人でした。
何の見返りも求めないで、何でそんな人の為に自分を犠牲にしてまで助けてやらんとあかんのや?
と子供の頃から不思議で不思議でたまりませんでしたし、
そんな親父の部分が嫌で反対の性格になってしまったのかもわかりません。

十代の頃は苦労や迷惑をいっぱい掛けましたが、ほんと色々と助けてもらいました。

二十代になって私がこれから親孝行をしてやらねばと思っていた矢先にこの世を去ってしまいました。。。

まだまだ話したい事や聞きたい事が沢山あったし、今まで迷惑かけた分の親孝行をいっぱいしてやりたかったのに、
十年前の今日、もう二度と会えないのかと考えると悲しくて悲しくて遣る瀬無い気持ちでいっぱいで一人部屋にこもって泣きじゃくっていたのを覚えています。

皆さんもそうでしょうが私にとっても親父の死という出来事は、私の人生の中でとてもとても大きな出来事でした。

でも、早かれ遅かれいずれは両親のおられる誰もが通る道、その時期が私の場合はたまたま人より早く訪れただけなんだと言い聞かし、これまでを懸命に生きてきたつもりです。

ですがあれから十年経った今の自分を親父に対して誇れるか?
と聞かれたら正直言って辛い者があります・・・。

ですので今の自分が親父に対して誇れるとしたらその答えは行政書士合格しかありません。

今の自分に課せられた使命は、我が一族の再興であり、それにはまず行政書士合格という壁を乗り越えなければなりません。

あまり関係ありませんが、自分自身のモチベーション維持の一つとして我が家は元士族であったのだから、現代でも同じ
  『士』
という名称の付く仕事に就きたいなどと常に思っております。

何年かかろうが絶対に行政書士になって独立して我が家を再興してみせると今日も墓前で堅く誓ってきました。


私のしてきた苦労など、他の方々に比べれば苦労とは呼べない程のちんけなもんでしょうし、私以上にご苦労なさっておられる方なんて世の中に腐るほどおられるでしょうからあまり偉そうな事はいえませんが、
人にはそれぞれ背負ってるものってのがあるでしょうし、それが大きかれ小さかれその人にとって大切なものには間違いありません。

『今更勉強してどないすんねん?』
と嘲られた事もありましたし、
『どうせお前みたいな奴がそんな国家資格に受かるわけないやん!』
と思われてるでしょうが、
笑いたい奴には笑わせとけばいいでしょうし、そのうち
  『江戸の敵は長崎で』
じゃないですけど、違う形で必ず見返してやろうと思っていますし、今の自分の行政書士勉強に対する起爆材料とさせていただいております。

『誰が何と言おうが、俺は俺!我が信念を貫き通す!』

何にせよまず、行政書士試験合格ですね・・・
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