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03.03.22:39
云わずと知れた、世阿弥の「花鏡」にある言葉。
本当の意味としては、 「物事を始めた頃の未熟で失敗ばかりであった時の記憶、 その時に味わった屈辱や悔しさ、そこを切りぬけるために要した 様々な努力など、を忘れてはならない」 当然、自分自身に言い聞かせねばならない言葉の一つ。 成功されてる方々といえども、最初から完璧に物事をこなせたわけでもなく、失敗や悔しさをバネに努力して今の地位を築いてこられたんですから。 そのことすら忘れて今の地位に溺れ、 『最近、ちょっと調子に乗ってピノキオになってるんとちゃうん自分???』 ってのを過分に臭わし思わせる人間に遭遇しました。 その方も昔はもっと芯から謙虚やったのに、自分のすること成す事が成功し続けると本性が現れだしたのか、態度などでは頑張って謙虚に振舞って覆い隠してるつもりでも、その他の面や噂で聞いたりしたことでかなり調子に乗っておられるなってのを伺わせる部分を見たり聞いたりして感じます。 確かに世の中結果が全てですし私自身その事は十二分に熟知しているつもりですし、 お気持ちは十分に理解できるんですがね ![]() でも一言、 『醜い』 です。 だいたい、このパターンの方ってのは調子に乗りすぎて初心を忘れ、成功する前に自分にとって力になってくれた人間の恩を仇で返して裏切り、 自分一人の力で今の地位を築いてきたと大きな勘違いをして舞い上がってしまい、 最終、その裏切った人間に寝首をかかれて、はいご愁傷様ですって結末を迎えられます。 人間自分一人では何にも出来ない無力な存在ですし、物事を始めたときのあの新鮮な活力に満ちた気持ちってのを絶対に忘れてはならないと痛感させられました。 例えるなら車の運転、皆さんも同じ経験をされておられるかと思いますが、 長年運転してると当然運転は上達しますし、初心者マークを付けてあまりにもヘタクソな運転をして走っている車を見るとついついイライラしてしまって煽ったり、 横着な運転をしている車にイラッとさせられると無意識にその車の前にかぶせて急ブレーキを踏んで停まり、自分の車で道を塞いで逃げられなくした後、降りていってその相手の車のドアを開けて鍵を抜いてどっかへ放り投げてクンロクを入れてやったって経験を一度位はされたかと思います。 でも、誰にも免許証を取得したばかりで運転のヘタクソな時が必ずあったはずですし、あまり調子に乗ると痛い目にあうときも出てくるでしょう。 あの運転免許試験場の合格発表の電光掲示板に自分の番号があった時の嬉しさ、合格した時の気持ちってのを忘れないように初心に戻って物事に取り組むってことが必要かと思った出来事でした。 PR
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